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2024.6.5体調不良をもたらす季節や気候の変化

梅川 哲朗

大賀薬局 ライフストリーム 漢方薬 梅川 哲朗

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体調不良をもたらす季節や気候の変化

この時期、「これといった原因がはっきりしないのですが...。」と、体のあちこちの不調を相談して来られる方が多くいらっしゃいます。

体調不良の要因の一つには、今の季節や気候の変化が、大きく関係していることが考えられます。

皆さんも、よく雨が降る前に頭痛が起こるとか、梅雨になるとむち打ちが酷くなるといった話を、一度は耳にしたことがあるかと思いますが、自然環境における変化が、その中で生きている動物や人間の体にも、何らかの影響を及ぼすことは確かです。






気象病と言われる病気も


こうした気候や天気の変化が原因となって、気圧や温度、湿度なども大幅に変化してしまうことで起こる様々な不調や症状を、総称して「気象病」と呼ぶことがあります。

気象が体に及ぼす影響は、それぞれの体質により個人差がありますが、自然環境の変化への対応が上手くいかない体の状態だと、健康を損ないやすくなります。

またこの「気象病」は、まさに今の、春から梅雨にかけての3月から6月、あるいは10月から11月など、季節の変わり目の大気が不安定な時期に起こりやすいと言われています。






起こりやすい症状とその理由


気象病は、天気の変化などがきっかけで起こる諸症状の総称なので、正式な病名や診断名ではありませんが、日本では約1,000万人ほどの人が、その症状に悩んでいると推測されています。

ではどのような気象条件の変化が、私たちの健康に影響を与え、またそれによって、どんな症状があらわれやすくなるのか、以下にいくつかあげてみたいと思います。

◆『気圧の変化』

季節の変わり目の時期は、高気圧の日もあれば、すぐに低気圧になったりと、大気の状態がなかなか安定せず、変化が大きな日が増えてきます。

気圧の急激な変化は、空気の圧力を感じ取る「内耳」の機能を低下させて、三半規管や自律神経のバランスに乱れを生じてしまいます。

そのため体には、めまいや耳鳴り、頭痛や吐き気、動悸、肩こりといった症状があらわれやすくなってきます。

また、気圧が急に下がったりすると、一気に体の外からの圧力が下がる分、体内からの圧力の方が高くなってしまうため、「低気圧頭痛」などが起きやすくなると言われています。

◆『気温の変化(寒暖差)』

昼には気温が上がりやすく、朝夕は下がりやすいような、1日の気温の変化が激しい時期もまた、体温調節や心血管系、消化器系などの機能をつかさどる、自律神経のバランスが乱れやすくなります。

特に、急な気温の低下は、血管の収縮を招くため、筋肉や関節の痛み、最近よく話題に上がる寒暖差疲労、そして、血圧や心拍数の上昇による、心血管系の病気の引き金にもなります。

◆『湿度の変化』

空気中の湿度が高くなると、汗が蒸発しにくくなるなど、体の中の水やリンパの流れ、体温調節もうまくいかなくなるため、むくみだるさ、熱中症なども起こりやすくなります。

また、熱もこもってしまうため、血管が膨らむことで周りの神経を刺激して、神経痛や関節痛、頭痛などの痛みも感じやすくなってしまいます。

因みに頭痛持ちの人は、低気圧よりも、高湿度のほうが注意が必要だという話もあります。

それから、湿度が高いと、当然カビやダニの発生も助長するため、咳や喘息、湿疹などの、アレルギーの症状が起こる可能性も高くなってきます。


こうした様々な自然環境の変化に対し、人は、本来、体に備わっている自律神経の働きなどにより、身体のバランスを保とうとします。

気象病による症状の最たる原因は、この自律神経の乱れによるものだと言われています。


今の梅雨の時期に起こりやす症状や、自律神経の乱れで起こる不調に関しては、以前、簡単にまとめた記事を書いておりますので、合わせて読んで頂ければ幸いです。

関連記事
《2020.6.1》『梅雨に起こりやすいむくみと不調について』
https://www.ohga-ph.com/column/detail/?cms_id=103&people=1

《2023.3.20》『検査をしても異常が見つからない不調。それは自律神経の乱れが原因かも』
https://www.ohga-ph.com/column/detail/?cms_id=546&people=1





漢方医学で考えると


漢方の世界では、季節や気候の移り変わりによって生じるエネルギーの変化を、不調や病気を起こす主たる外的な要因、いわゆる「外因」であると捉え、考察を行います。

この大気のエネルギーは、〝風・暑・湿・燥・寒・火″の六つに分けられ、それが体に不調を及ぼす邪気に変化すると、〝風邪・暑邪・湿邪・燥邪・寒邪・火邪″の「六淫(りくいん)」となって、病気を起こす外因と考えられるようになります。

中でも特に、今の気象病の時期には、過剰な湿気による〝湿邪″の影響と、それに暑さが加わった〝暑邪″の影響が、様々な症状を起こす外因と考察され、「五苓散」や「苓桂朮甘湯」、「半夏白朮天麻湯」、「竹葉石膏湯」「白虎加人参湯」などの漢方薬がよく処方されています。






季節の変化に強い体づくりを


体調不良の原因が、検査などでもはっきりせずに相談に来られた方々に、じっくり話を伺っていると、毎年、同じ時期や季節に、同じような症状があらわれていることがよくあります。

このような方々は、季節の変化に体がついていかずに、あちこちに不調を感じている可能性が十分に考えられます。


思い当たることがある方もない方も、日頃から十分な睡眠や規則正しい生活を心掛け、既に不調を感じていれば、漢方薬などを使いしっかりと体を立て直し、季節や気候の変化に強い体づくりを心掛けましょう。


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気になる症状の改善や緩和に適した、漢方薬や健康食品を、きちんとセレクトするために、カウンセリングにはしっかりと時間をかけて対応させて頂きます。
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(株) 大賀薬局ライフストリーム  漢方カウンセリング (担当) 梅川




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