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2022.9.28ママの体重が三世代の健康に影響⁉

管理栄養士チーム

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ママの体重が三世代の健康に影響⁉

ママの低体重は子どもの生活習慣病発症リスクに影響する…⁉



出生体重が低いと、虚血性心疾患、本態性高血圧症、メタボリックシンドローム、糖尿病のような生活習慣病発症のリスクが高くなることが分かってきました。低出生体重児が将来病気になるリスクが高まるという考え方は「DOHaD説(生活習慣病胎児期発症起源説)」と呼ばれていて、特にアメリカで研究が進んでいます。
ママのお腹の中で低栄養状態のまま育つと、飢餓状態で生まれる→栄養をできるだけ体内で維持しようとする倹約型になる(エネルギーをためこみやすい体質になる)→生まれた後、肥満になりやすくなってしまう
この影響は、なんと3世代先まで続くと言われています…。



低出生体重児について



出生体重 2500g 未満の赤ちゃんを低出生体重児と呼んでいます。日本では、1年に生まれる赤ちゃんのうち10人に1人が低出生体重児であることが分かっていて、先進国の中でも多いのです…。

低出生体重児:2500g未満
正出生体重児:2500g以上4000g未満
高出生体重児:4000g以上



なぜ低体重児になってしまう??



低出生体重児が生まれる原因はさまざまですが、最近は若い女性の痩せの割合が増えており、妊娠しても体重増加が少なく、低出生体重児となる頻度が高まっているという可能性が指摘されています。



妊娠中の望ましい体重増加量は??



望ましい体重増加量は、妊娠前のBMIによって異なります。体重増加量が少なすぎると、低出生体重児だけでなく、切迫流産や切迫早産のリスクが高まります。体重増加量が多すぎると、妊娠高血圧症候群、巨大児分娩などのリスクが高まります。まずは、自分に必要な体重の増加量を知りましょう!


BMI(体格の指標)=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)

〈妊娠前の体格:体重増加量目安〉
BMI18.5未満(低体重):12~15㎏
BMI18.5~25.0未満(標準):10~13㎏
BMI25.0~30.0未満(肥満1度):7~10㎏
BMI30.0以上(肥満2度):個別対応(上限5㎏までが目安)

「妊娠中の体重増加指導の目安」(令和3年3月8日日本産科婦人 科学会)参考


※個人差もあるため、医師とご相談ください。



妊産婦のための食生活指針10カ条!




妊産婦を取り巻く社会状況などの変化を反映し、2021年3月に厚生労働省から、『妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針 ~妊娠前から健康なからだづくりを~』が公表されています。妊娠前、妊娠中、身近に妊婦さんがいる方など、全ての方に知っておいていただきたい10カ条です。


(1)妊娠前から、バランスのよい食事をしっかりとりましょう
(2) 「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと
(3) 不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でたっぷりと
(4) 「主菜」を組み合わせてたんぱく質を十分に
(5) 乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを十分に
(6) 妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に
(7) 母乳育児も、バランスのよい食生活のなかで
(8) 無理なくからだを動かしましょう
(9) たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう
(10) お母さんと赤ちゃんのからだと心のゆとりは、  周囲のあたたかいサポートから


妊娠~出産は、周囲のサポートがなくてはならないものです。ママだけでなく御家族、行政のサポートも上手くご利用いただき、地域の皆様と楽しく子育てしていきたいですね!

執筆者:管理栄養士 荻野 桃、宮田 千紘、榮 真利奈

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