コラムCOLUMN
風邪を引いているなど、何かこれといった原因がすぐに思い当たるわけでもないのに、横になってしばらくしたり、朝方に目が覚めたりすると、なぜか鼻がつまっていて、少し息苦しい思いをしたことはありませんか。
夜や起きがけに鼻づまりを感じやすくなる理由の一つには、自律神経のバランスが関係していることが言われており、活動的な昼間には、交感神経が優位に働くため、鼻の血管が収縮して粘膜が縮んで通りがよくなるのに対し、体を休める夜には、副交感神経が優位に働くため、鼻の血管が拡張することでその粘膜もゆるんで膨らみ、通りが悪くなることが、影響していると考えられています。
その他にも、風邪やウイルス感染など、その鼻づまりの理由が明確なものを除き、花粉症や黄砂の時期とも関係なく、季節を問わず、鼻づまりが起こる原因には、以下のようなことがあげられます。
鼻づまりを起こす主な原因
◆『副鼻腔炎』
風邪やアレルギー等による鼻づまりは治まっていたのに、そのことがきっかけで、鼻の奥にある「副鼻腔」に膿がたまり出して、鼻づまりの症状があらわれてくることがあります。
また、この副鼻腔の一部は奥歯の根元に近いため、歯の治療などが原因で副鼻腔炎が起こることもあり、ひどい時には、鼻づまりだけでなく、頬や目の痛みを伴うこともあります。
◆『鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)』
鼻中隔湾曲症とは、鼻の真ん中の仕切り(鼻中隔)が、ややどちらかに曲がっている状態で、日本人の約7~8割ほどに、程度の差はあれ、この症状が見られます。
このような、鼻の構造に歪みがあれば、夜間の鼻づまりは、強く感じやすくなります。
◆『鼻茸(鼻ポリープ)』
鼻の中に、慢性的な炎症が続いたことなどで、鼻の粘膜が腫れて膨らみポリープ状になり、空気の通り道を狭くしてしまうことで、鼻づまりが起こることがあります。
できたポリープは、見た目がキノコのような形で垂れ下がっているため、「鼻茸」とも呼ばれていて、良性のポリープのため、命にかかわるものではありませんが、放置していると、だんだん大きくなって、鼻づまりが悪化する可能性もあります。
◆『薬の副作用による鼻づまり』
以前から市販の点鼻薬を常用していたことが原因で、その「血管収縮成分」に依存してしまった鼻粘膜が、その副作用で慢性的に腫れるようになってしまい、鼻がつまりはじめることがあります。
また、この症状による鼻づまりには、薬の使用をやめたことで、以前よりも強い鼻づまりを感じるなどの特徴もみられます。
◆『喉の上部の炎症』
喉の酷使や極度な乾燥、ウイルスや細菌の感染などで、喉の上部付近に炎症(上咽頭炎)が起こり、腫れが長引いたりすると、その喉の上部は鼻の奥とつながっているため、鼻づまりを併発することがあります。
こうした上咽頭の炎症は、鼻づまりだけでなく、鼻水が喉の方に流れ落ちてしまう「後鼻漏」の原因にもなります。
片方の鼻だけがつまっている
上記のようなことが原因となり、どちらか一方の鼻がつまりやすくなることも多いのですが、寝ている時や起きがけに、片方の鼻だけにつまりを感じるのには、「ネーザルサイクル」という、生理現象が関係していることもあります。
ネーザルサイクルは、左右の鼻が数時間ごとに、交互につまったり通ったりする、健康な人にも自然に起こる、体の正常な機能です。
冒頭に述べた自律神経のバランスの話とも少し重なりますが、鼻の粘膜にある血管は、自律神経の働きによって、拡張と収縮を繰り返すことで、左右交互に鼻づまりを起こし、両方が同時につまらないように調整されています。
通っている鼻の方で換気をしている間に、つまっている鼻の方では、傷ついた粘膜の回復や自動洗浄を行い、その機能を正常に保つことで、鼻はきれいな空気を肺に送ります。
このサイクルは、睡眠時や風邪を引いた時にでも、通常通りに行われています。
また、ネーザルサイクルの特徴は、左右の鼻づまりが交互に入れ替わることなので、ずっと同じ方や、両方がつまっている時は、別の病気であることも考えられます。

口呼吸が鼻づまりの原因のことも
よく、「鼻がつまっていて苦しくて、口呼吸になってしまう」という話を耳にすることがありますが、実は逆に、日頃からの口呼吸の習慣や癖が原因となり、鼻づまりを起こしていることも多いようです。
本来、人の体は、鼻で呼吸をするようにつくられており、口は、主に飲食物を体の中に入れる働きを中心につくられています。
鼻呼吸には、吸い込んだ空気を加湿して喉や肺を乾燥から守ったり、鼻の奥にある免疫系の組織で病原微生物を排除したりする、体にとって重要な働きがあります。
口でばかり呼吸をしていると、口が乾燥して唾液が減って、鼻も乾いてしまうのに加え、鼻の呼吸に関する筋肉や、様々な機能が低下してしまい、鼻がつまりやすくなってしまいます。
口呼吸になりやすい原因には、口のまわりや舌の筋肉が弱いことや、姿勢の悪さなどがよくあげられています。普段から口や体のストレッチを心掛けることも大切かと思われます。
また、日頃から鼻呼吸を意識して生活していても、目が覚めたら、口の中が異常に乾いていたり、口に不快感があったり、口臭が気になったりすれば、夜中に口呼吸をしている場合があり、「睡眠時無呼吸症候群」の発症のリスクや、症状の悪化につながる可能性もあるで、十分に注意が必要です。
効果的な予防法や対策としては
こうした気になる鼻づまりへの、予防法や対策としては、既にご存知のことばかりかも知れませんが、鼻うがいの習慣や、鼻を温めたりマッサージをしたり、夜はつまる方を上にして、寝る姿勢や枕の高さに気をつけたり、規則正しい生活をして、自律神経のバランスを整えたりすることなどが重要です。
加えて適度な運動は、交感神経を活発にして、鼻粘膜の血管を収縮し、鼻づまりの緩和によいとされており、特に腕立て伏せなど、脇の付近に集まる交感神経を刺激するような、上半身を中心とした運動が効果的だと言われています。
またその他にも、それぞれの異なる状態や体質に応じて、漢方薬などを使い、根本的な原因の改善や症状の緩和をはかるのもよいかと思われます。
今まで話してきたようなことが原因となって、鼻づまりの症状が時々起こり、いずれかが思い当たって、十分に対処ができるようなら問題はありませんが、日中もずっと鼻づまり感が続き、症状もあまり軽くならないようなら、「鼻腔内腫瘍」や「好酸球性副鼻腔炎」などといった、詳しく検査をしないと分からない病気が潜んでいる可能性もありますので、以前から気になっているようであれば、できるだけ早めに、専門医に相談して下さいね。
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