コラムCOLUMN
明けましておめでとうございます。
年末年始楽しくお過ごしになられた方も多いことと思います。
クリスマスやお正月などの行事で高脂質・高塩分・高糖分な食事が続き、カラダも疲れやすい時期ですので、イベントの無い日はカラダに優しいお食事をしたいところですね。
今回は、今の時期に知っておきたい「ヒートショック」について見ていきたいと思います。
ヒートショックとは?
画像:政府広報オンライン
ヒートショックとは暖かい部屋と寒い部屋との温度差による急激な血圧変動が原因で、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす健康リスクのことです。急に体温が下がると血管を縮ませて血圧が上がり、逆に体温が上がると血管が広がることで血圧が下がります。心臓や血管に大きな負担がかかるため、身体に影響を与えてしまうのです。特に高血圧の既往症のある人が全体の4割以上を占めていました。「脱衣所とお風呂場」「寝室と廊下」「リビングとトイレ」など、温度差が大きくなりやすい場所を行き来する際にヒートショックのリスクが高まります。例えば、冬場、お風呂に入るときに衣類を脱ぐとブルっとするのも温度差が体に負担を与えるヒートショックの症状です。
〈ヒートショックを予防する為の5つのポイント〉
●入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう
●温度は41℃以下、湯につかる時間は10分を目安に!
●浴槽から急には立ち上がらない
●食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう
●入浴する前、家族に一声掛けましょう
日ごろから血圧を意識した生活も重要です

血圧は一般的には動脈内部の圧力のことを指し、血圧値は心臓から送り出される血液の量と血管の抵抗で決まります。血圧は心臓の収縮に伴って大きく変動し、通常、最大となる値(収縮期血圧)と最小になる値(拡張期血圧)で示されます。
注意したいのは塩ではなく、塩化ナトリウム
魚や肉を焼く前に塩を振ると“身が締まる”といいますよね!
これは、ナトリウムがもつ、筋肉を収縮させる働きを利用したものです。人間の血管も小さな筋肉ですので、ナトリウムを摂ることで,血管が収縮すれば血圧も上昇します。
塩分に気を付けたい方がお塩を選ぶ際は、塩化ナトリウム99%の精製された塩よりも、ミネラル豊富な自然塩、海塩がおすすめですが、持病がある方は、必ずかかりつけ医にご相談くださいね。
大賀薬局でもお取り扱いしております。
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あなたの血管は大丈夫?
血管は血圧が高くなっても、痛い!かゆい!という特別な症状は起きませんので定期的にセルフチェックをおすすめします。因みに、高血圧の自覚症状には、頭痛やめまい、耳鳴りが挙げられます。
血圧上昇対策として、
●減塩…血圧を上げる要因のナトリウム(食塩量)を減らす。目安として1日の食塩摂取量を6g未満に抑える。
●カリウム、食物繊維…カリウムや食物繊維はナトリウムを排泄してくれる。
●魚…DHAやEPAは血液をさらさらにして動脈硬化を防ぎ、血圧の上昇を防ぐ。
●酢…酢を飲み続けると血圧が下がる報告がある。また、料理の味を引き締め、減塩につながる。
普段のお食事の見直しで、血管を丈夫にしていただくことが理想的ですが、なかなか食事だけでは難しい方は、管理栄養士がおすすめしている下記商品もございますので、是非店頭にお立ち寄りください。
〈クリルオイル〉

南極オキアミから抽出されたクリルオイルはDHA,EPAが豊富で血流をよくし、血管をしなやかにして血圧の上昇を防ぎます。
〈ザクロのしずく〉

体内の余分なナトリウムを排泄するカリウムが豊富です。また、細胞の老化を防ぐポリフェノールが豊富で美容と健康に、今大注目のフルーツです。
鮭とキノコのシチュー
今回ご紹介するレシピは、塩分量1人0.7gと一般的なシチューの半分以下となっています。血圧が気になるご家族がいても、家族みんなで安心してお召し上がりいただけます。温かいものが欲しくなるこの時期に、是非作ってみてくださいね。

【材料】(1人分)
・鮭 1切れ
・しめじ 50g
・玉ねぎ 70g
・ブロッコリー 80g
・水 50㏄
・無調整豆乳 100㏄
・小麦粉 大さじ1/2
・味噌 大さじ1/2
・オリーブオイル 大さじ1
☆塩こしょう 少々
☆小麦粉 大さじ1/2
☆酒 大さじ1/2
【作り方】
1.鮭を1口大に☆の調味料をなじませる。
2.しめじはほぐし、玉ねぎは細切りにする。
3.フライパンにオリーブオイルを半量入れ弱火で鮭を両面焼き、取り出す。
4.3のフライパンに残りのオリーブオイルを入れ、きのこ・玉ねぎ・ブロッコリーを中火で炒めて
しんなりしてしんなりしてきたら小麦粉をふりさらに炒める。
5.4に水を入れ沸騰したら火を止めて味噌を入れる。煮立たせないように弱火で5分煮る。
6.無調整豆乳、鮭を入れ、弱火でさらに5分煮る。お皿に盛り付けて完成。
執筆者:管理栄養士 松﨑 結、當山 桃、鷹尾 有紀

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荻野 桃 (管理栄養士・登録販売者)
自分の身体は自分で管理していかないといけない。健康寿命を長くしたい。という思いから、管理栄養士の資格を取得しました。食べることが大好きな私ですが、身体が喜ぶ食事をモットーに日々栄養学と向き合っています。栄養設定はひとりひとり違います。ご自身の体格、ライフスタイルに合った食と健康のアドバイスをご提供いたします。ちょっとしたことでも構いません、お気軽にお尋ねくださいね。栄養に関する考え方が変わってくるかもしれません。
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